【ドイツの小児科】子供のかかりつけ医の手続き&予防接種のドイツ語ワクチン名

ドイツと日本、

小児科への通い方はどう違うのかな?

小さなお子様を連れてドイツに渡航される方は、

誰もが疑問に思う部分かと思います。

私も、渡航時は、娘が0歳と5歳ということで、まだまだ小児科にお世話になることも多い年齢で疑問に思っていました。

今回は、そんな同じような悩みをお持ちの方に向けて、

  • 子供のかかりつけ医の手続き
  • 予防接種のドイツ語ワクチン名

についてまとめさせていただきました。

今後小児科の手続きを進められる方は、ぜひ参考にされてくださいね。

子供のかかりつけ医の手続き&予防接種のドイツ語ワクチン名

まず、ドイツの小児科について何も知らなかった私は、

ネットで調べたり、現地在住の方に情報を教えてもらったりしたのですが、なんと、ドイツでは「かかりつけ医」という概念があります。

日本でもかかりつけ医を幼稚園や保育園で聞かれる場面はありますが、基本どの病院でも予防接種や診察をしていただくことができますよね。

しかし、ドイツでは「かかりつけ医」の登録をしないと、

予防接種を受けたり診察をしてもらうことができません。

ということで、「かかりつけ医」の手続きを進めていったのですが、私たちは小児科側のミスもあり、手続き完了までに2ヶ月かかりました。

手続きには時間を要することも考え、渡航後は早め早めに登録を進められることをお勧めします。

以下「かかりつけ医」の手続き内容についてまとめましたので、ぜひ参考にされてください。

近隣の小児科を探す

まずは自宅の近隣にある小児科を調査しましょう。

日本と異なりドイツのお医者さんは、大きな看板などを出しておらずアパートの1室などにあり、「これ本当にお医者さんの看板なのか?」というくらい小さい看板にお医者さんの名前が表記されおりとても分かりづらいです…。

Google map等で近所の小児科を探してみたり、近隣にお住まいの方と繋がっていたら、おすすめの小児科を聞いてみるのをおすすめします。(私も近隣にお住まいの方に確認し、小児科の場所を教えてもらいました。)

小児科に電話 or 直接訪問し、かかりつけ医の登録をしたい旨を受付に伝える

かかりつけ医にしたい小児科が見つかったら、まずはその小児科に「電話」もしくは「直接訪問」をし、かかりつけ医の登録をしたい旨を伝えましょう。受付のスタッフの方が登録にあたって必要な手続きを教えてくださります。

私たちが登録をした小児科は、電話で問い合わせたところ、

母子手帳を持って小児科に訪問するよう言われました。

夫に、母子手帳を持って小児科に行ってもらったところ、まずは母子手帳に記載されているワクチン名をドイツ語に翻訳して持って来てほしいと言われました。

母子手帳のワクチン名をドイツ語に翻訳して小児科に持っていく

ワクチン名をドイツ語に翻訳する必要があるということで、夫の会社の方から実際にドイツで使用している母子手帳を共有していただき、日本の母子手帳と照らし合わせてドイツ語翻訳の記載を頑張りました。

ドイツの母子手帳に記載がなかったワクチン名については、「さいたま市の用語集サイトの情報」を参考に翻訳を進めました。

また、今回私が「日本語→ドイツ語」へ翻訳をしたワクチン名を表にまとめております。

こちらで無事にかかりつけ医の登録が完了したので、

母子手帳の翻訳にぜひ活用されてくださいね。

予防接種のドイツ語ワクチン名

ワクチン名ドイツ語翻訳
インフルエンザ菌b型(Hib)Hib
小児肺炎球菌Pneumokokken
B型肝炎Hepatitis B
ロタウイルスRotavirus
ジフテリアDiphtherie
百日咳Pertussis
破傷風Tetanus
ポリオPoliomyelitis
ヒブHaemophilus influenzae b(Hib)
麻しん(はしか)、おたふくかぜ、風しんMasern, Mumps, Röteln(MMR)
水痘Varizellen
インフルエンザInfluenza
BCGBCG
※ドイツの予防接種表には記載なし
日本脳炎Japanische Enzephalitis
※ドイツの予防接種表には記載なし
ヒトパピローマウイルスHumane Papillomaviren(HPV)
※ドイツの予防接種表には記載なし
髄膜炎菌Meningokokken(Serogruppe eintragen)
※ドイツの予防接種表には記載あり

また、参考までに…

以下、小児科の登録が完了したら病院からもらえるドイツの予防接種手帳です。こちらもぜひ参考に母子手帳の翻訳をされてみてくださいね。(右手に記載のドイツ語が、ワクチン名です。)

また、今回病院の先生と話していて気付いたのですが、

日本には西暦と和暦がありますので、和暦で接種の年の記載がされている場合は、西暦に直すようにしてください。(今回和暦で記載があったものがあり、先生から日付なのか何かわからないと言われ、「確かに!」と気付きました。)

とりあえず手続きが完了するまで待つ&進捗状況を何度も確認する

ワクチン名をドイツ語に翻訳して夫に持っていってもらってから、2週間後には手続きが完了するので改めて来るように言われましたが、再度伺ったところ「まだ手続きは完了していないので2週間後に来るように」と案内をされました。

その後、2週間後改めて夫に病院へ行ってもらいましたが、それでもまだなので2週間後に来てねと…。

そして、3度目の正直かと思いきや、次は「名前や電話番号を書いてもらった紙を無くしてしまったのでまだ登録が進んでいない」とのこと。(ドイツあるあるなのでしょうか?笑)

再度名前と電話番号を伝え、

その1週間後(手続き開始から2ヶ月後)にやっとのことで小児科の登録が完了しました。

手続きが無事に完了したということで、子供2人の予防接種の予約を取りたいと受付の方に伝えると、予防接種の予約をとってくださりました。

手続き完了までの道のりは長かったのですが、

手続きが完了するまで何度も何度も進捗を確認し、気長に待ちましょう。

まとめ

異国での病院の手続きは、言語が通じず「今忙しいから英語とドイツ語がしっかり話せる人を連れてきて」と突き返されてしまったり、専門用語がわからなくて理解できなかったりということで大変でした。

しかし、夫や夫の会社の方、近隣の友人の力を借りて無事にかかりつけ医の登録を完了することができました。1人でできることは限られているので、皆様も助けを求めながら乗り越えてくださいね。