ロマンチック街道で有名な、
「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」。
街に入ると絵本から飛び出してきたような世界観が広がっていて、日本人にも人気の観光地ですよね。
ロマンチック街道も一度は見てみたいものの、「子供に楽しんでもらえるようなコンテンツを…」と観光場所を探していたところ、
「Deutsches Weihnachtsmuseum(クリスマス博物館)」という場所をたまたま発見。
クリスマスが大好きな子供にとってはピッタリな場所だと思い、
今回行ってみました。
実際に行ってみて、博物館でクリスマスの歴史を知ることができるだけでなくショップも充実しており、ぜひクリスマス前にドイツに来た方、ドイツにお住まいの方には、一度は行っていただきたい場所だと感じました。
今回は、
についてまとめてみました。
今後訪問を考えていらっしゃる方は参考にされてくださいね。
ローテンブルクのDeutsches Weihnachtsmuseum(クリスマス博物館)
今回の一番の目的は、
「Deutsches Weihnachtsmuseum(クリスマス博物館)」。
ローテンブルクの街の中心にあります。
まず初めに、こちらの博物館ですが、
建物の中に入ってすぐに博物館のチケット販売所がありません。
クリスマスグッズがたくさん販売されているショップの中に入り、少し奥に進んでいくと博物館の入口がありました。
初めは、「あれ違う場所に入ってしまったかな?」と迷われるかもしれないのですが、ショップの中に必ず入口がありますのでご安心ください…!
まずは、こちらの「Deutsches Weihnachtsmuseum」と記載されている緑色の建物から入っていきました!

入り口には、くるみ割り人形がありました。
中に入るまでの待ち時間に、記念撮影も撮ることができます!

建物の中に入ると、早速クリスマスツリーが展示されていたり、
オーナメントや数多くのクリスマスグッズが販売されているショップになっていました。
訪れたのは、12月のクリスマス前ということもあり、クリスマスのオーナメントを購入しにきている人や観光客の人たちでとても賑わっていました。


さて、こちらのショップを少し奥に進んでいくと、
青い博物館の入口が登場します。
少し入口が分かりづらかったですが、ショップを進む途中に博物館エントランスの表示がありましたので、入り口に進まれてみてください。
博物館のチケットは、
- 大人 1人あたり5€
- 子供 6歳以下は無料
でした。
ショップの混雑具合を見ると、博物館も混み合っているかな?と想像していましたが、博物館の方はとても静かで空いていて、ゆっくりと家族でまわることができました。
入り口に入ると、早速キリストの誕生の絵が飾られていました。

クリスマスとは、イエス・キリストの降誕祭。キリストは今から約2000年前、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けました。この生誕をお祝いする日がクリスマスです。
このキリストの誕生を祝うクリスマスは、4世紀の12月25日に定められ、最初のクリスマスは397年にコンスタンティノープルで祝われたと絵の横に記載がありました。
クリスマスの歴史はとても長く、約2000年前からずっとお祝いされてきたんですね!
更に進んでいくと、過去のツリーが展示されていました。もみの木にりんごや木でできたオーナメントが飾ってあったり、更に進んでいくと銀色だらけの飾り付けがしてがあったりと、時代を経て今の多種多様なオーナメントが出来上がったんだなぁと感じました。


更に奥に進んでいくと、ツリーやサンタクロース、ニコラウスの展示もありました。

こちらは、ニコラウスとサンタクロースの展示。


サンタの割には無愛想な顔をしているのでびっくりしましたが、
展示の説明を見てみると、以下のように記載されていました。
ニコラウスは召使いとしてクネヒト・ループレヒトを従えていたが、この召使いはいたずらな子供を懲らしめるために鞭と袋を携えた恐ろしい人物だった。ニコラウスは次第に「聖なるキリスト」に取って代わられ、「キリストの子供」へと発展し、19世紀初頭のサンタクロースの「クリスマス神父」の姿へと変化した。
1920年代〜30年代にかけては、クネヒト・ループレヒトの要素を取り入れた、どちらかといえば無愛想なサンタクロースが誕生した。
ドイツでは、12月6日が聖ニコラウスの日でニコラウスやクリストキント、12月25日がクリスマスでサンタクロースがやってきます。
ドイツに来て初めて聖ニコラウスの日について知り、馴染みのない私は正直別人かと思っていましたが、ニコラウスが現代のサンタクロースへ変化をしていった歴史を初めて知りとても面白いなと思いました。
ちなみに、ニコラウスやサンタクロースだけでなく、いたずらな子供を懲らしめるクランプスやクネヒト・ループレヒトの展示もありました。
日本の節分の赤鬼と同じで怖いですね…。

他にも、可愛らしいくるみ割り人形の展示もありました。


展示の最後には、クリスマス前の期間だったからか、
クリスマスツリーに、紙に自分で好きな絵や文字を書き、
オーナメントとして飾ることができました。
子供もとても喜んでいたので、クリスマス前に行かれた方はぜひ書いて飾ってみてくださいね。

さて、博物館見学が終わってから、
「ショップも見てみよう!」ということで、ショップも見学。
多くの人で賑わっており、大きなツリーやクリスマスマーケットでもよく見かける置物が飾ってありました。
ショップは博物館以上に広く、博物館見学も合わせ、
全て回りきるのに3時間ほどかかりました。


クリスマス博物館は、
クリスマスの歴史を学ぶことができ、ショップも充実しており、
夢溢れるとても素敵な場所でした!
クリスマスについて、ドイツに来ていなければきっとこんなに詳しく知ることができなかったと思うので、今回ローテンブルクで詳しく知ることができてとても嬉しかったです。
という方は、ぜひ一度行かれてみてくださいね!
ローテンブルク観光 ★おまけ★
今回ローテンブルクに初めて行ってみましたが、
街並みだけでもとても可愛くて大満足の1日でした。
上記クリスマス博物館と合わせておすすめしたい場所や食べ物についても少し紹介させていただきます。
ローテンブルクのクリスマスマーケット

ローテンブルクでは、「毎年11月末〜12月23日まで」は、
クリスマスマーケットが開催されています。
先に紹介した「クリスマス博物館」の近くで開催されているので、博物館でクリスマスの歴史を知ってから行ってみると更に楽しめるかと思います。
ローテンブルクのクリスマスマーケットは、街並みがとても素敵なので、お昼はもちろん、夜だと更にロマンチックで綺麗なんだろうなと思いました!
ロマンチック街道

「有名なロマンチック街道も一度は見てみたい!」
ということで、今回見てきました。
天気がそんなに良くなかったので、よくあるモデル写真のような風情ある感じに撮影はできませんでしたが…、カラフルでとってもワクワクする街並みでした。
ローテンブルクの名物菓子Schneeball(シュネーバル)

ローテンブルクに行ったらぜひ食べていただきたいのが、
この「Schneeball(シュネーバル)」。
甘い物好きな方にはもってこいの、最高に甘いお菓子です!
今回、私はDillerというお店のものを食べてみたのですが、
フレーバーの種類が豊富でとても美味しかったです。
プレーン味はもちろんのこと、
- ホワイトチョコ&ナッツ味
- チョコレート味
- ホワイトチョコ&シャンパン味
- いちご味
- ピスタチオ&マジパン味
などなどたくさんの味があり、どれにしようかとても迷いました。
迷った末に、今回私が選んだのは「ホワイトチョコ&ナッツ味」。
クッキー生地にホワイトチョコがコーティングされており、
中にナッツクリームが入っていてとても美味しかったです。
今回購入してすぐにそのまま食べたので、そのまま食べるとボロボロと落ちてしまって食べづらい印象でしたが、後ほど食べ方を調べてみると割ったり潰したりバラバラにしてから食べるのが本場流のようです。
ドイツの有名なお菓子なので、ローテンブルクに行かれた際はぜひ食べられてみてくださいね。
まとめ
今回は、
について紹介させていただきました。
有名どころということもあり、
大人から子供まで、とても楽しめる街でした。
また、クリスマス前に行ったからこそ、
クリスマス博物館、クリスマスマーケットどちらも楽しめたので、ぜひクリスマス前にも行かれてみてくださいね。