【家族帯同ビザ】EUブルーカード家族帯同ビザの手続きin Germany

ドイツに来てから一番急ぎで入手したかったもの、

それは「ビザ」!

とりあえず、入国時は観光目的でドイツに入国することができましたが、

  • 銀行口座が開設できなかったり
  • 入国から90日後は、自由に旅行などもできなくなったり

と、何かとビザが無いと不便ですよね…。

住む地域によっては、ビザの入手まで1年かかるという噂も聞いたことがあるので、「いつ取得できるだろうか?」とヒヤヒヤしておりましたが、渡航から2ヶ月半後、やっとのことで手元にカードをゲットすることができました。

今回私達家族は、「家族帯同ビザ(EUブルーカード保持者)」の取得をドイツに到着してから行いました。

ドイツに来る前に日本で準備しておいた方が良いと思ったこと」については以下の記事でまとめていますので、ぜひ渡航前に参考にされてください!(今回ドイツに来てからビザの手続きを進めていて、日本である程度準備してきて本当に良かったと思っています…!)

今回こちらの記事では、

ドイツ渡航後の手続き詳細」についてまとめました。

私達は会社の方に手続きをお手伝いいただいたので、自分達ですべきことが少ないかもしれないのですが、今後「家族帯同ビザ(EUブルーカード保持者)」の取得を進められる方は参考にされてくださいね。

ドイツ渡航後、手続きに必要な書類と情報を会社へ

日本からドイツに渡航後、

早速日本で準備してきた書類等を夫に託しました。

以下、会社に提出した書類と伝えた情報です。

【必要な書類】

  • アポスティーユ付きの戸籍謄本の原本 1部
  • 家族全員分のパスポートのコピー 1部

【必要な情報】

  • 家族全員分の身長
  • 家族全員分の目の色

必要書類にある「アポスティーユ付きの戸籍謄本」の取得については、以下の記事にまとめています。

ドイツに来てからしばらくは、異国で慣れないことも多いかと思いますので、住み慣れている日本で予め必要書類を取得してからドイツへ渡航されることをおすすめします!

外国人局でビザ取得申請の予約を取る (所用期間:2ヶ月)

必要書類や情報を提出した後、会社の担当者の方には外国人局でビザ取得申請の手続きや予約を進めていただきました。

今回、実際にビザの申請を進めてみて、

予約を取るまでの期間が一番所用期間が長い!

と言っても過言ではありません…

渡航から1ヶ月経っても、申請予約について何も音沙汰がなかったため、何度か会社の担当の方に「早めにビザの取得をしたい!」という旨をお伝えし、外国人局へ問い合わせていただいたところ、

渡航から2ヶ月ちょっと経った頃、やっとのことでビザの申請予約を取ることができました。

幼稚園の手続きもそうでしたが、

ドイツでは、急ぎの案件だというアピールをすることでやっと動いてもらえることが多いような気がします。

ビザの取得をお急ぎの方は、

ダメもとで何度か直接問い合わせされることをおすすめします!

ビザ用の証明写真を準備 (所用期間:1日)

日本で証明写真の印刷をしてきたものの、ビザ申請の予約が予想以上に時間がかかり、3ヶ月以上前のものになってしまった写真もあったので、期限切れのものについてはドイツで印刷を進めました。

ビザ用の証明写真は、ドイツ在住者なら誰もが知っている「dm」の店舗にある「FOTO Paradies」の写真印刷機で簡単に印刷をしました。

印刷方法ですが、

  • 自宅で証明写真アプリで写真を撮影
  • 写真をダウンロード
  • dmの店舗に行って、印刷しレジで支払いをする

だけでとても簡単です。

嬉しいことに写真の配置はカスタマイズ可能で、

2人分の証明写真をまとめて1枚で印刷することができました。

7.95€と日本の証明写真機械とあまり変わらないお値段で印刷できるのでオススメです!

日本で証明写真を印刷してこられていない方は、

簡単にその場で印刷できるのでぜひ利用されてみてくださいね。

外国人局でビザ取得申請をする (所用期間:1日)

ビザ申請の予約が取れたら、

あとは予約の日時に外国人局に訪問するだけです!

大人は指紋の採取が必要なので、本人が必ず手続きに行く必要がありますが、子供は指紋の採取が不要のため、今回は長女が幼稚園に行っている間に手続きに行ってきました。

当日は、以下4点を持参しました。

【申請時の持ち物】

・会社から持参するように渡された書類一式

(申請時に必要な「ビザ申請書」や「アポスティーユ付きの戸籍謄本の原本」等が入っていたかと思います)

・パスポート(家族全員分)

・ビザ用の証明写真(家族全員分)

・ビザ申請時に必要なお金

 大人1人あたり75€、19歳以下の子供1人あたり37,5€

 詳しくは、以下の記事を参考にされてください。

上記4点の持ち物を持っていくだけで、待っていた期間が嘘かのように、当日の手続きはあっという間に終了しました。

以下当日の手続きの流れです。

〜当日の手続きの流れ〜

外国人局に訪問し、呼ばれるまで待合室で待機

名前が呼ばれたら窓口に案内される

必要書類

(会社から渡された書類、パスポート、ビザ用の証明写真)を窓口で提出

書類にサインをする

(パスポートに記載の名前と同じ漢字でサイン)

両手人差し指の指紋を採取(大人のみ)

ビザ申請に必要な金額の支払い

私たちの住む地域では、必要だと思っていた、

  • ドイツ語の翻訳者
  • 結婚証明書
  • 出生証明書
  • A1レベルのドイツ語能力を証明する書類原本とコピー1部

等は不要でした。

必要な地域もあるようなので、事前にご自身が手続きをされる外国人局の情報を確認してから当日申請に行かれてくださいね。

外国人局でビザを受け取る(所用期間:9日)

申請が完了したら、後はビザのカードを受け取るだけです!

今回ですが、早めにビザの取得を進めたいということで、

追加料金は発生しましたが、1週間でビザを受け取ることができる「エクスプレス」というサービスを使用してビザの取得を進めました。

「エクスプレス」サービスは、1人あたり35€でした。

申請から1週間後に受け取ることができる予定でしたが、

eAT(電子滞在許可証)のPINコードが無いと受け取れないとのことで一度返されてしまい、2日後に再度受け取りに行きました。

(ちなみにPINコードはビザ受け取りをした翌日、郵送で届きました…笑)

また、私等の申請した地域では、当初は世帯主だけが受け取りに行けば全員分のビザが受け取れるという話でしたが、結論大人は本人が受け取りに行かないといけないということで、急遽夫から電話で呼び出され、急いで外国人局まで受け取りに行きました。

念の為、ビザ申請をした大人は本人同伴で受け取りに行った方が良いかもしれません。

おまけ:EUブルーカード保持者の家族帯同ビザは就労可能なのか?

私も気になっていた就労についてですが、

EUブルーカード保持者の家族帯同ビザは就労が可能」です。


取得したビザカード裏面左上の

ANMERKUNGEN / REMARKS」という項目に、

ERWERBSTÄTIGKEIT ERLAUBT(雇用許可)」と記載がされていれば、フリーランスや会社員として就労が可能です。

ただ、取得したビザ自体は就労可能だとしても、会社によっては家族帯同者の就労を認めていない会社もありますので、必ず会社の担当者の方に就労が可能か確認をされるようにしてください。

まとめ

今回、ドイツでのビザの取得は、噂に聞いていたように時間がもっとかかると思っていましたが、想像よりもスムーズに事が進み一安心しました。

他の方の投稿などにもあるように、「ビザ取得申請の予約」に本当に一番時間を要しますので、お急ぎの方はぜひ何度か「急ぎで発行をしたい」という旨、外国人局に問い合わせをされてみてくださいね。

皆様のビザが無事に取得できることを願っております!